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東北大生ブロガーのミキタクです。先週、パリのモンマルトルという地区に行きました。

モンマルトルは僕らがパリと聴いて思い浮かべる華やかなイメージとは全然違い、歴史が漂う静かな場所です。

サクレ・クール寺院に続く、お土産屋の通りでの出来事です。

 

 

ある画家に呼び止められました。名前はナダル。彼は僕の似顔絵を描きながら、お互いの簡単な自己紹介、モンマルトルが画家のスポットになっていることなどを聴きました。たしかにナダルの他にも同じような格好をした画家が何人もいました。

素晴らしい似顔絵がそこにはありました。

 

 

するとナダルから衝撃の発言が。

寄付金として、最高金額50ユーロ、最低金額30ユーロ(1ユーロ=130円)を求めてきたのです。最初、全くお金の話なんてしていなかったのになんとも急な話です。絵はもうできあがっています。30ユーロ(約4000円)なんて予算的に払えないです。

じゃあ、何ユーロなら払えるかと聴かれ「10ユーロ」と答えると「向こうは20ユーロ」と。最終的に僕が15ユーロを提案し、決着しました。

最初、僕は勝った気になっていました。30ユーロが半額の15ユーロです。しかし、後になってよく考えると、「そもそも30ユーロをおとなしく払う人なんているか?」と思いました。

心理学のテクニックです。まず、ダブルバインドで50ユーロか30ユーロを選択させます。当然、50ユーロなんて論外。30ユーロの方を検討しますが、やはり高いです。でも10ユーロなら出していいと思うでしょう。でも、向こうはもっとお金が欲しいから20ユーロといい、妥協して10ユーロから上がったところで決着という流れでしょう。寄付金を払うという前提に持ち込まれることが厄介です。絵を買うという契約は成立していないわけですから、寄付金を払う必要はありませんし、30ユーロという数字には何の効力もありません。画家としては、寄付金をもらえないよりは、1ユーロでももらえればもうけ。

僕はまんまと乗せられたわけです。

他の画家からも話しかけられましたが、「もう似顔絵を描いてもらった」と答えると「もう1枚どう?」

今、思い返すと「ふざけるな!」って話です。完全にカモにされています。

 

憧れの場所だったパリに着くや否や、こんな詐欺師のような集団に遭遇するのは結構ショッキングでした。

でも、僕はナダルが嫌いではないし、その似顔絵をとても素敵だと思いました。もし、前もって30ユーロと言われていたら、30ユーロは無理でも20ユーロなら出せたと思います。

やり方がまずすぎるのです。

 

ゴッホも住んでいたことがあるモンマルトル。芸術家にとって意義深い場所です。こんなことをして、モンマルトルを拠点にしている画家が尊敬しているであろうゴッホは喜ぶでしょうか?

 

僕が希望することは、「ちゃんと商売として似顔絵を書いてもらいたい」、というただ一点です。絵をかく前にお金の話をしてほしいのです。

 

 

この記事を見てくださっている、日本人の皆さんでパリのモンマルトルに行かれる方は、おそらく画家集団に遭遇するでしょう。不愉快な気持ちでお金を払うのがいやなら立ち止まらないで通り過ぎてください。または先にお金の話をしてから似顔絵を描いてもらってください。

 

僕としては、こういう記事を書けたので良い経験だと思っています。ただ非常に不愉快です。

ペテン画家集団を僕は忘れません!

投稿者プロフィール

みきたく
東北大生ブロガーのみきたくです!現在デンマークに留学しています。
読書とウサギが大好きです。よろしくお願いします。