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東北大生ブロガーのミキタクです。

先日、子どもの貧困についての本を読みました。

実は大学2年の頃、まさにその子どもの貧困問題を向き合っている団体で3カ月ほどでボランティアをしていました。経験を踏まえて自分なりに、子どもの貧困の概要や意見を書いていきます。

 

子どもの貧困とは

著者の新井さんは実際に子どもたちと関わりながら取材し、この本を書かれました。
子どもの貧困の要点をいくつか書くと、
・2011年の時点で、6人に1人が相対的貧困状態にある
・子どもの相対的貧困率は上昇傾向
・相対的貧困とは標準所得の半分以下(例:日々の食事はできるが、修学旅行に行けない
・親が何らかの問題を抱えていることが多い(例:ギャンブル依存症、離婚)
何が問題化というと、子どもの貧困は連鎖していくのです。
例えば、相対的貧困の子どもは進学が難しく高校を中退することも少なくありません。そうなると就ける職業は限られてきます。その子供が親になった時、子どもに十分な教育を施すことができるでしょうか?経済的に見ても人生経験的に見ても、かなり難しいでしょう。負の連鎖が起こるのです。
これは社会的に見ても大きな問題で、潜在能力のある子どもが貧困のせいで思うようにキャリアアップできずに、社会で力を発揮できていないのです。
まともな食事が給食の1食だけの小学生。親の夜逃げで学校に一時期通えなくった子ども。
チャイルド・プアに出てくる事例を見ると悲しくなります。
「いかに自分が恵まれているか。普通であることがいかにありがたいことか」を身に染みて感じます。
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ボランティアの経験

団体名等は出しませんが、子どもの貧困解決を目的とした団体で3か月ほどボランティアをしていました。

内容はシンプルで、中学生に勉強を教えたり雑談をするというものです。見た目や話した感じは普通の中学生でした。ただ母子家庭であったり、何らかの事情を抱えて教室に通ってきているのです。

状況は子どもによってまちまちですが、ここという場所に来ることが目的の子もいれば、苦手な科目の成績を上げることが目的の子もいます。

最初に出会った少年のエピソードです。

その子は数学の勉強をした後は、1.5リットルのオレンジジュースを飲みながらPSPをしていました。中学生の頃の僕の小遣いは月2000円。正直「あの頃の僕より豊かなのでは?」と思ってしまいました。貧しいよりは豊かな方がいいのですが、何だか複雑な気持ちになりました。もちろん、僕のイメージ通り貧しくあって欲しいなんてことは思いませんでしたが、肩透かしを食らったような感覚です。

しかし、塾に行くお金はないのでしょう。思い返せば、僕は塾に通わせてもらいました。大学に通っている今もですが、親には教育費や習い事にはたくさんのお金を出してもらいました。

子どもたちが抱えている問題は、ぱっと見ではわかりません。僕はただの学生ボランティアでしたから、部活の話など表層的な話くらいしかしていません。ただ、スタッフの姿を見る限り、子どもと真剣に向き合うという行為は骨の折れるものだと察します。

元々なんとなくボランティアを始めた僕は他にやりたいことが見つかり、ボランティアは無期限休止という形で実質辞めてしまいました。わずか3カ月(週1ペース)でしたが、子どもの貧困という課題を考える機会を頂きました。せめてもの恩返しで、情報発信だけでもできればと思い、このブログ記事を書いています。

僕たちにできることは

まさか僕たち全員がボランティアをするというわけにもいきません。

僕たちができることは、将来、自分たちの子どもをちゃんと育てることだと思います。これが最低条件ですが、一番大切です。

また、周りに困っている家庭があったら相談に乗ったり、情報を提供してあげる。チャイルド・プアを読んだ限り、相対的貧困の家庭は、支援制度や無料の学習教室などの情報を知らない傾向にあります。現代の日本なら、支援制度をうまく活用すれば、子どもにとって最悪の事態は避けられます。

ただ最後はその家庭の問題なので、あくまで手助け程度のことしかできません。

チャイルド・プアに出てきた事例だと、子どもがバイトで稼いだ生活費をパチンコに使ってしまう、救いようのない親もいます。そういった親を減らすには長期的に見て、子どもの教育が重要です。国語、数学、英語以外に教わるべきことはたくさんあると思いますが、国レベルの対策が必要です。

 

子どもの貧困についてもっと知りたい方はチャイルド・プアを読んで実例に触れて見てください。

投稿者プロフィール

みきたく
自称、東北大生で一番頑張っているブロガー。
東北大学グローバルリーダー認定者。TOEIC900。
この世の全てを知ろうと本を読みまくったり、アニメを1日10時間見たり、マラソンを走ったり、と思うがままに生きている。